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小学校音楽鑑賞会~中庄小学校~

■ 2016年11月2日 (水)
■ 倉敷市立中庄小学校 音楽鑑賞会にて
■ 2校時     低学年
4校時     中学年
5校時      高学年
■ 約320人(児童、先生)×3回実施
■ ドラムサークルファシリテーター
森本智美(FantaRhythm)
■サブ ファシリテーター
妹尾美穂 (FantaRhythm)/鈴木優徳/高村一郎/井上亜希子/内田千恵/
上野友敬(広島)/森本みち子(鳥取)/大井真治(香川)/国見香須子 (香川)
■ 楽器レンタル・音響
All in One(神奈川)

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鑑賞会シーズンですね。

今回は、全校生徒約1000人の大きな学校。

低学年・中学年・高学年と、3回に分けても一回あたり300人を超えます。

FantaRhythmの楽器だけでは足りないので、ファシリテーター仲間に声をかけ、広島や鳥取からも楽器を持ってきてもらい、All in Oneさんからも楽器をレンタルし、集まったタイコの数は約180個!!

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圧巻です!!

 

これにサウンドシェイプスという板状のタイコも加え、300人の大合奏の準備をします。

6年生にはイスを並べるお手伝いをしていただきました。

 

とてもてきぱきと動いてくれて、あっという間に5重の円が完成。

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300個以上並んだイスを見て、6年生も誇らしげ。

朝一でお手伝いしてくれて、5時間目まで楽しみに待っていてくれました。

 

 

準備が整ったら、いよいよ子どもたちの入場です。

各学年共通で、始まる前にFantaRhythm代表、妹尾から楽器の鳴らし方やドラムサークルについて簡単にレクチャー。

 

子どもたち、みんなキラキラした目で話を聞いてくれました。

それから席に案内します。席に着くと、みんな目の前にある楽器に夢中に。

このときは一人一人が、その日のパートナーとなる楽器と仲よくなる大切な時間。

まだ音もバラバラです。

個から全体へ。バラバラだった300人の音がザンッ!!と一つになる瞬間は、鳥肌が立ちました。

そこから、低学年は、全体でのボリュームアップ&ダウンでダイナミクスを体感したり、アクセントやリズムのまねっこコール&エコーで音の一体感を味わってもらいました。

音色の違いを感じてもらうために楽器の種類ごとに分かれて演奏した時には、みんなの前に出て、ファシリテーターに挑戦してくれた子も。

自分が挙げた楽器の音が大きな音の波となって返ってきたときには、ぱっと笑顔に。

みんなの音がひとつになって止まった時には、前に出た子も周りの子も最高の笑顔になりました。

中学年は、お互いの音を聴きあうことから、グループごとのリズムの重なりを楽しみました。

二つのグループでリズムの会話、コール&レスポンスが成り立ち、さらにそれに応えるように「ヘイッ!!」と掛け声を促すと、一番後ろでものすごく元気に応えてくれる男の子が。

円の中心に来てもらうと、僕も僕もと5~6人の子どもたちと先生が集まりました。

その様子を見て、周りの子もどんどん解放されて、円の中心から波紋のようにエネルギーが広がって行くようでした。

高学年は、早い段階で全員の音がひとつにまとまり、力強いサウンドに。

みんなのリズムを支えるプラットホームの役割をしたり、その上でリズムを奏でたりと、セクションごとにアンサンブルの色々な役割を体験してもらいました。

全体のエネルギーが一番高まったところで、副校長先生に出てきてもらい、大きくジャンプ!!

みんなの音がひとつにまとまった瞬間は先生もガッツポーズするほど素晴らしいものでした。

最後の感想コーナーでは「いろいろな音やリズムがあって楽しかったです」「普段触れない楽器に触れられてうれしかったです」など、一人一人がそれぞれの視点で楽しんでくれていたことが嬉しくなりました。

たくさんの子どもたちが通う大きな学校では、同じ学年でも話したことがない子もいるかと思います。

全員で音の会話ができるドラムサークル。

みんなの思い出の一ページとなりますように。

中庄小学校のみなさま、ありがとうございました。

 

FantaRhythm 森本智美

2016-11-05 | Blog